先日、こともあろうにクリスマスイブの日に、わがジャズ研究会の定期演奏会がありました。

クリスマスイブにも関わらず、92人という沢山の方にお越しいただいて、ありがたい限りです。


で、僕はここ1年力を入れてきたビッグバンドで出させてもらいました。

10月30日に安曇野で初ライブをして以来の大っきなステージで、

しかも練習は結局全員集まることは1回もなく本番を迎えるという、

実は自分の中では無謀とも思える出演だったのですが…


結果は「なかなか良かったんじゃないかしら?!」ていう感じです。


お客様アンケートにも、お褒めの言葉も頂いて、バンマス冥利に尽きる感じでした。

確かに、確実に「音のタテをあわせる」ということに対する精度は上がってきてるし、

ずっと言い続けている「アーティキュレーション」も、徐々にではあるけどそろいつつある。

全員の意識が、徐々に「より巧くなりたい」という方向へ向いてきている感じがして、

かなり嬉しいです。

このままより巧く、県内に名を轟かせるくらいのバンドに成長したらいいな、

というのが密かな野望です。(ここに書いてる時点で密かじゃなくなるけどw

ということで、メンバーの皆さん、これから一層精進しましょう!!


そうそう、他のバンドについてですが…

年々確実に、サークル全体の演奏レベルが向上しているのがわかる演奏でした。


ちょっと偉そうな書き方になっちゃうけど…

どのバンドも、きちんとコンセプトを持って演奏してるのがわかったし、

そのコンセプトを表現するために必要な練習もしっかり積んできてると感じるバンドが多かったです。

それをやれるだけの後輩の成長ぶりに、危機感も覚えました (。・x・)ゝ


後輩に追い抜かれないように、自分もしっかり練習しなきゃ。。

とりあえず、去年から続く音質改善がもっぱらの課題です。



と、素直な感想を書きましたが、録音を聴いてみて感じた課題も挙げておきます。

屁理屈っぽい部分もあるので、見流して下さいw


うちのサークルの性質なのかもしれませんが、

やっぱり基礎がイマイチ出来てないメンバーが多いかなっておもいました。

基礎っていうのは、

 アーティキュレーションだとか、

 チューニングだとか、

 理論だとか、

そういうとこです。

これは、去年までは僕もさほど意識できてなくて、

ビッグバンドをやり始めてから真剣に考え始めたことなんですが。


こういった基礎的な、なんだか「学問的(?)」な理屈の話は、ともすると嫌煙されがちです。

実際、ジャズ研でもこういう話を始めると煙たがる人は大勢います。


確かに初心者がこういうコトから入るのは音楽じゃないと思うし、

理屈を知ったからっていって巧くなることは、まぁほとんどないでしょう。


でも、ちょっと出来るようになってきた、2・3年生あたりの人は、

そろそろ理屈も頭に入れてみるのも大事じゃないかと思うわけです。


特にアーティキュレーション


せっかくいいフレーズをいい所で入れたのに、発音が出来てないから台無し、

ていうのを、今回の定演でも何度も耳にしました。


以下は僕の勝手な思い込みですが…

ジャズは、けして「適当」な音楽ではないです。

「自分の意見を素直に出す」音楽で、それに使う言葉は決められてるんです。

そういう意識を持った上で、感じたままに音を作り、出すというのがジャズなんじゃないですかね。


最初はジェスチャーで、たどたどしくも何とか表現は出来るかもしれないですが、

その言葉を本能的に感じれない、僕みたいな大多数の日本人は、

それ以上の高度な表現をするために、頭で理屈を知っておく必要があるんじゃないかと思います。


ということで、自分の中での理屈の重要性を書き連ねてみました。

異論・反論ありましたら、是非コメント下さい。

人の音楽観て凄く興味があるので。

あ、もちろん、同意も大歓迎です!!


P.S.

最後になったけど、

会長・副会長・会計のお3方、1年間お疲れさまでした!

凄くいい定演になって、1研究員として嬉しい限りです。

新会長・会計も、今年に負けないくらい良いものを作れるように期待してるし、

そのための御手伝いはなんでもするから、気軽に申し付けて下さい☆

では、1年間よろしくお願いします(^∧^)